京都・京田辺市(三山木)|不動産購入ガイド

住まいを買う契約の流れ

住宅購入の情報収集から申込み・重要事項説明・売買契約、代金支払いと登記までを 京都・京田辺(三山木)エリアの実務に沿って整理。マンション/一戸建て・新築/中古の選び方や 取引態様、必要書類・費用の注意点をまとめました。

1. 物件選びの基本

(1)マンションか一戸建てか

一戸建ては土地の所有と自由度が魅力。騒音や管理の裁量を自分で持てます。 マンションは共用部の管理・清掃が楽で、防犯・断熱・コミュニティ形成に優れます。 いずれも完璧な物件は少ないため、家族にとって譲れない条件を明確にし、優先順位で比較しましょう。

  • 一戸建ての代替:定期借地権や専用庭付き1階マンションも選択肢
  • 生活騒音・駐車場・ゴミ置き場・管理規約(ペット/リフォーム可否)を要確認

(2)新築か中古か

新築は最新設備や税制優遇が魅力。ただし価格は相対的に高めで、完成前契約も多いです。 中古は現物確認が可能で、リフォームで個性を出しやすく、予算調整もしやすいのが特徴。

(3)物件情報の集め方

  • ポータルサイト:相場把握・沿線/通勤時間検索・ウォッチリスト
  • 不動産会社のサイト/会員:新着通知・先行案内・価格変更情報
  • 地域チラシ/フリーペーパー:近隣限定情報・オープンハウス予定

京田辺・三山木では駅徒歩・学区・日当たり・高低差が価格と流動性に影響します。

2. 不動産会社への問い合わせ〜申込み

(1)内見予約

新築はオープンハウス形式、中古は売主在住が多いため事前調整が必要。 候補を効率よく回り、騒音・匂い・日照・排水・携帯電波など現地でしか分からない点を確認します。

(2)取引態様の確認

物件広告の「売主」「販売代理」「仲介(媒介)」は手数料や交渉窓口が異なります。 中古は仲介が一般的。物件ごとに態様と費用を把握しましょう。

(3)購入申込み(申込書・申込証拠金)

申込書に記入し、申込証拠金(目安5〜10万円)を預ける場合があります。多くは後日費用に充当。 収入証明(源泉徴収票/確定申告書 等)の提示を求められることがあるため事前に確認を。

3. 重要事項の説明(宅建士)

契約前に宅地建物取引士が重要事項説明書で法規制・権利関係・設備/管理・契約条件を説明します。 不明点はこの場で解消。理解しないまま署名捺印すると、契約後の変更・解約は困難です。

  • 用途地域/建ぺい率・容積率、道路/越境、給排水・雨漏り・欠陥の有無
  • マンション:管理規約/修繕積立金/長期修繕計画、駐車場/ペット可否

4. 売買契約のポイント

  • 契約書の確認: 物件表示、代金/手付金、引渡し・所有権移転、境界、付帯設備表・物件状況確認書
  • 手付金: 目安は売買代金の5〜10%。解除条項(手付解除)と期限を明確化
  • ローン特約: 融資不成立時の解除条件・期日・金融機関を記載
  • 危険負担: 引渡し前の災害等の取り扱いを合意
  • 反社排除・契約不適合責任 の期間・範囲を確認

5. 売買代金の支払いフロー

  • 申込証拠金: 申込み意思の証明(多くは後日費用に充当)
  • 手付金: 契約締結時に支払い。履行で売買代金に充当
  • 内金(中間金): 分割支払い時に実施。履行着手後は売主の手付解除不可
  • 残代金: 引渡し/融資実行日に精算。諸費用と同時に振込

残代金が融資額を上回る場合は差額を自己資金で用意。 引渡しと融資実行のタイミングがずれる場合はつなぎ融資を検討します。

6. 登記手続き(所有権移転)

引渡し日に司法書士が所有権移転登記を申請。権利証(登記識別情報)・委任状・印鑑証明などを準備します。 登記は第三者に所有を主張する対抗要件となるため必ず実施しましょう。

京田辺・三山木エリアは高低差・私道持分・越境の有無など権利確認が重要です。

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